臨死体験と意識の科学の最前線 エリコ・ロウ

著者なジャーナリストでNHKの報道番組の北米取材、東京新聞特報欄などを担当し、
取材や著作活動を通じ、欧米の最先端医療から先住民の癒しまで、古今の医療の科学性を
長年にわたり追求。

同時に欧米の科学者がその効果を認める、世界の伝統療法や、道家気功やエネルギーヒーリングや
超能力開発法を実践で学んできた。




著者がきちんとした取材をもとに書かれている本書は
一般人の臨死体験から著名な科学者の臨死体験談を集め、
より説得力のあるものに仕上げています。

臨死体験とは何か、どのような過程があるのか、臨死体験後の体験者の変化
といった情報が事細かに紹介されています。

意識の存在を認めている容認派と懐疑派の意見がバランス良く登場し、
どちらかに一方的に肩入れするわけでもない公平な視点が書かれているのも
魅力的といえます。

私の場合は読めば読むほどに死後の世界、意識の存在を認めざるを得ない
のではないかと思いましたね。

最先端の量子物理学では意識の存在を認めなければ、研究が進歩
しないところまできています。

天動説VS地動説の対決以来の最大の戦いが今まさに世界中で
繰り広げられているのです。

書きたいことは色々ありますが、特筆すべきことを数点紹介します。




1完全に脳が活動を停止し、心肺停止の状態でありながら、
医師の手術内容や周囲の会話などを記憶していた女性。

このケースはまさに臨死体験の決定版として本書にも紹介されています。
脳も心臓も動いていない状態でも周囲の様子を見聞できているのであれば、
もはや意識の存在があるとしか考えられないわけです。

もちろん、女性が記憶していた内容が正確だったことを
周囲も証言しています。




2輪廻転生やカルマの存在を認めている。

インド出身の医師は臨死体験中に地獄のような世界に行き、
今世の苦しみはカルマによるものであることを知ったそうです。

臨死体験本の中にはカルマや地獄といった内容を一切排除して
その存在すらかき消そうとする、とんでもない類の本もあるのですが、
本書では一部紹介されていますので評価できます。



3日本は残念ながら遅れている

本書の一部より抜粋

「日本の理研脳科学総合研究センターの客員研究員であった
ピーター・フェインウィック博士は、日本の科学者は、欧米の科学者以上に
臨死体験研究に懐疑的だったと語っている」



臨死体験研究は欧米主導で進んでおり、日本では遅れているようですね。
唯一子供が生まれる前の記憶である中間生研究のみ世界をリードできる
可能性があるようです。



ところで、結局、死後の世界があるのかないのかの証明は未だにできてはいません。
しかし、その証言は蘇生医療の進歩によって増えていくばかりです。

先に述べたように、
最新の量子力学と量子物理学によると、意識の存在を認めなければ、
先に進めないところにまで来ていると断言している権威もいます。

実際に意識(観測者)の存在が対象(物質)の働きに影響を及ぼすことは
これらの学問によってすでに証明されているところです。



さて、日本においては欧米の研究者による証言にあるように
死後の世界や意識の問題については否定的な態度を取る研究者が多いです。
しかし、この先の時代に向かっていくためにはこれらの課題に真剣に取り組んでいかなければ、
大きな禍根を残すことになりましょう。
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